女性を大切にしてくれる会社を選ぶポイント
面接時の言葉に注目
面接時には面接官からの質問に答えなければと必死になることが多く、細かい部分を聞き落しがちです。
例えばですが
A「君は女性でこれから結婚とか出産とかあると思うんだけど、うちで長く勤められますか?」
B「社員の皆さんは長く勤めている方が多いのですが、うちで長く勤められますか?」
どちらの答えも「長く勤めたい」という旨を答えておおむね正解なのですが、面接官からの質問に注目していただきたいのです。
まず、Aは「女性」という理由での寿退社や育児休業を避けたいという意図が見え隠れしています。
これに対して「結婚しても出産しても変わりなく働きたいです」と答えたところで
「どうせ、状況が変わって辞めるだろう」と信じてもらえません。
そもそも女性蔑視をしている傾向があるので入社できたところで居心地はあまり良くないのかもしれません。
Bの場合は「長く勤めている方が多い」とあるので、それが女性かどうかの判別は難しいところですが、
「長く勤めたい」と言う意図も伝わりやすいですし、もしかすると女性の働き方について理解のある会社の可能性も高いです。
学歴を気にしない会社
これは私の経験談ですが、私は大学院まで出ていたので中小企業での就活はかなり不利でした。
「学歴がある女はなんか嫌」と対面で言われたこともありますが(笑)
「年齢がある程度いっている女性」としか見られず、就職しても月給を高くしなければいけないし、
どうせすぐに結婚や出産で辞めるだろうから、すぐやめるような奴に仕事を教える時間がもったいない、
とのことでした。
ここまで面と言われると自信がなくなりますし、圧迫面接を受けたわけでもないのに心が折れましたね。
もう高学歴の女性は働くことができないのではないかと絶望しそうでした。
が、この言葉も数多い会社の一つです。
そう思って開き直りました。
うまく聞き出してみましょう!
この聞き方はアウト!
「育休や産休の制度はありますか?」
とストレートに聞いてしまうとアウトになる可能性が高いです。
可能性としては「育休や産休を取得する気だな?」「もしかしたら早く辞めてしまうかも」という印象を与えてしまいがちです。
「育休や産休を取得してでも働きたいのか!すごい!」などとポジティブに考えてくれる人は少ないと思います。
前項でも述べましたが「実際になってみたらわからない」のであれば、そうそう前向きにはとらえてくれないでしょう。
会社での実情を聞いてみましょう!
「結婚後も働いている女性や、育休や産休後も働いている社員はどのくらいいらっしゃいますか?」
この聞き方であれば、会社の実情を聞いているだけなのですから問題ありません。
女性として会社で長く勤められるかどうかを真剣に考えているように見えるので好印象です。
ただし「育休、産休」の制度のことだけ聞くと、「休むこと」について食いついているようにみえるので、
あくまで「働くこと」を主体とした質問をすることで前向きな姿勢を印象付けることができるでしょう。
働く女性になるために
女性は男性に比べて、結婚や出産、親の介護など、人生のイベントが生活に濃く影響が出てしまいがちです。
それは事実として受け入れなければなりません。
そんな中でいかに働きやすく、かつ理解の深い会社に出合うことはなかなか難しいかもしれません。
しかし、理解してもらう会社に出合う努力をすることは大切です。
ふとしたところを気に留めれば、女性でも働きやすい会社に出会えるのです。